みなさんこんにちは、こんばんは。
久しぶりに涙腺崩壊チャンネルからのお届け。
例によってイギリスのオーディション番組「BGT(ブリテンズ・ゴット・タレント)」からご紹介。
とあるコメディアンがこのオーディションに参加し、とても感動する内容となっていたので記事にしたいと思います。
目次
はじめに
BGTとは、イギリスの大人気オーディション番組で、世界中から人を集めてオーディションを行う番組。
ジャンルは、歌、ダンス、マジック、コメディ等なんでもありで、タレントの総合格闘技とも言えます。
優勝者には賞金25万ポンドと、イギリス王室でロイヤルファミリーに向けパフォーマンスを行う権利を得る。
決して優勝できなくても、爪痕を残すことができれば、その人の人生が変わるとされ、あのスーザンボイルやポールポッツもこの番組で一躍時の人となりました。
今回、そんな大人気オーディションに参加したのは、
コメディアンのコジョ(当時40歳)。
この番組ではあまり馴染みのないコメディアンが、一体どんな結果を残したのでしょうか。
コメディアン”コジョ”の戦い
コジョについて
コジョは、ガーナ生まれロンドン育ちの40歳。
20歳を過ぎたころからコメディアンや起業家として活動しており、それなりに活躍していたそうです。
妻は自身のお客さんだったことがきっかけで知り合い、いつも「おもしろい」と言ってくれていたそうで、後に結婚。6か月になる息子(当時)にも恵まれました。
コメディアンとしては、大御所の前座を務めたり若いコメディアンの育成もしていて、多数の教え子がいるそうです。
オーディションに参加した理由
一見、順風満帆に見えるコジョですが、オーディションに参加した理由についてこう語っています。
この業界(コメディ)には落差がある。
数千人を相手にするときもあれば、数十人のときもある。
BGTへの参加は、世界への挑戦である。
昔に比べ、世界的にコメディ(コメディアン)を扱うメディアは減っている中で、コメディこそ普遍的なものであると世界に知らしめるには、この番組はもってこいというわけです。
しかしながら、過去のBGT決勝進出者でコメディアンはゼロ。
それどころか、番組では色物扱いされている場合が多い為、この挑戦はかなり勇気がいることだと思います。
オーディションの結果は…!?
見せつけた漫談
コジョは、漫談を披露しました。
日本でよく見るピン芸人の芸とは少し違い、持っているのはマイク一つ。
MCのようにしゃべりだしたコジョですが、すぐにその世界に引き込まれ、会場は笑いに包まれます。
”ずっと聞いていたいおしゃべり。”
という表現がもっとも適切だと親父は思いました。
漫談を終えると会場はスタンディングオベーション。
同時に思わず涙するコジョでした。
審査の結果…やはりコメディはタブー!?
一息ついて審査の時間となり、審査員たちが順番に言葉をかけていきます。
※4名の審査員のうち、3名以上の”Yes”により予選通過となる。
審査員たちは順に”Yes”と評価。
既に3名のYesにより予選通過が確定しますが、最後の審査員サイモン・コーウェルがこう言います。
すごかった点は、最初に緊張を感じさせたときの観客の反応に対する君のリアクション。
たけど正直にいうと、やはりこの番組においてコメディアンはあまり好まない…
絶賛ムードが一転、「やはりコメディはダメなのか。」という空気が流れます。
どうなるコジョ!?
実際の様子をご覧下さい。
サイモンの盛大なフリでしたね。
見事ゴールデンブザーを獲得。
サイモンがゴールデンブザーを押した”意味”
今回ゴールデンブザーを押したのはサイモン・コーウェル。
あのOne Direction(ワンダイレクション)の生みの親であり、生粋の音楽プロデューサーです。
コジョとのやり取りで言っている「この番組においてコメディアンは好まない」という言葉は嘘ではなく、自身の審査では歌手やダンサーびいきなのが事実。
そんなサイモンがコメディアンにゴールデンブザーを押したということは、コメディ業界にとっても大きな出来事だったと思います。
最終結果
ゴールデンブザーを獲得して準々決勝に進出したコジョはその後も勝ち進み、決勝まで残ります。
最終順位は4位。
コメディアンとしては異例の好成績で大会を終えました。
さいごに
いかがだったでしょうか。
良質な暇つぶしになっていれば幸いです。
他にも、このオーディション番組にまつわる記事を書いているので、よかったら読んでみて下さい。