親父の感想

映画「罪の声」は実話?あらすじと解説!(ネタバレなし)

親父の感想

みなさんこんにちは、こんばんは。

今回、映画「罪の声」を観てきたので、
そのレビュー的感想や解説をしていきたいと思います。

本記事の概略
あらすじ(非ネタバレ)

見どころと感想

「グリコ・森永事件」との関係

主題歌と予告映像

ほとんどネタバレはないですがが、頭をまっさらにして映画を楽しみたいという方はそっとブラウザバックを推奨します。

それではいってみましょう。

はじめに

この「罪の声」についてまずは簡単に説明しておきます。

舞台となるのは、1984年の大阪、兵庫を始めとする関西地方です。

ここで実際に起きた昭和の未解決事件「グリコ・森永事件」をモチーフに描かれたミステリー映画となっています。

主なキャストは以下の通り。

主演は、小栗旬さんと(阿久津英士)と星野源さん(曽根俊哉)で、
この2人は映画初共演となり、W主演という形ですね。

あらすじ

新聞記者の阿久津英士(小栗旬)は、昭和最大の未解決事件を追う特別企画班に選ばれ、残された証拠を元に取材を重ねる毎日を過ごしていた。

そして30年以上前の事件の真相を追い求める中で、どうしても気になることがあった。

なぜ犯人グループは、脅迫テープに3人の子どもの声を吹き込んだのか・・・。

京都でテーラーを営む曽根俊也(星野源)は、父の遺品の中にカセットテープを見つける。

何となく気に掛かり再生すると聞こえてきたのは、幼いころの自分の声。

それは30年以上前に複数の企業を脅迫して、日本中を震撼させた昭和最大の未解決事件で犯行グループが使用した脅迫テープと全く同じ声だった!

引用元:『罪の声』公式HPより

今回の映画の元になっている「グリコ・森永事件」でも、

犯人グループは子供の声を使って脅迫していたそうです。

歴史的大事件に巻き込まれてしまった子供たちや、その周りの人間たちが事件後にどのような人生を歩んだのか。

映画は、その声の主である子供のその後の人生にフォーカスしたものになっています。

ココがおもしろい!映画「罪の声」

映画「罪の声」の見どころ的ポイントを簡単にまとめます。

見どころポイント
小栗旬と星野源の「相棒感」

一気に真相へと畳みかける「爽快感」

視聴者に問いかける「人生観」

小栗旬と星野源の「相棒感」

大手新聞社に勤めているものの、記者という仕事に疑問を感じていた阿久津(小栗旬)と、かつて”罪の声“を録音された1人である曽根(星野源)が、同じ事件を追ううちに引き寄せられるように出会い、調査を共にすることで絆が深まっていく2人の掛け合いは、温かくとてもホッコリします。

2人の「相棒感」も、ファンにはたまらないシーンかもしれません。

また、最初はたった1人で調査していた阿久津(小栗旬)でしたが、次第に輪が広がっていき気付けば会社総出での調査になっていきます。特に会社の先輩で調査に協力的な水島洋介(松重豊)とのやり取りは、全体的にダークな雰囲気の本作に、少しやすらぎをもたらしている印象です。

一気に真相へと畳みかける「爽快感」

作品の前半、事件解決に向け次々にそれっぽい情報は得られますが、真相にはうまくつながらず頭の中は””が溜まる一方で、作中の阿久津(小栗旬)や曽根(星野源)と一緒に調査をしているような気分です。

しかし、後半からクライマックスに掛けて、前半で溜めた””が一気に””に変わっていきます。

視聴者が置いてきぼりにならず、真相に向けて畳みかける爽快感があります。

全体的には、新聞記者の阿久津(小栗旬)と脅迫電話の声の主である曽根(星野源)という2つの視点で進行し、最後は1つに繋がっていくというストーリーで、ミステリーとして十分に楽しむことができる作品となっています。

サスペンス的描写も秀逸なので、刑事物が好きな人も楽しめるのではないかと思います。

視聴者に問いかける「人生観」

ニュースになるような事件では、その当事者が注目されがちです。
ですがそのウラでは、その家族や巻き込まれた人の人生にも大きな影響を与えているということ

今回の「罪の声を録音された子供たち」もそう。親父的には「被害者だし気にしなくてええやん。」と思ってしまいますが、実際はそうではなく…

住む家、自由、家族を奪われ、夢を追うことさえもできなくなった人。
背負う必要のない十字架を背負わされ、地を這うような人生を歩むことになった人。

特にそういった部分にフォーカスした映画だっただけに、「当たりまえの日常こそが幸せである。」と改めて考えさせられます。

実話なの?「グリコ・森永事件」の完全再現?

本作の元になっている「グリコ・森永事件」ですが、真相は未だ明らかになっていません。

映画では、一応真相にたどり着いていますが、諸説あるうちの有力な説を描いたフィクションになっています。

原作者自身が”元記者”!?

ちなみに、原作は

  • 「週刊文春ミステリー」2016年第1位
  • 第7回 山田風太郎賞受賞
  • 第14回 本屋大賞第3位

に輝いた、 塩田武士さんの「罪の声」です。

塩田武士さん自身が、神戸新聞社に勤めていた経験があり、

本作のメインキャラクターである新聞記者の阿久津(小栗旬)の仕事ぶりや新聞社の内部事情などは、「記者経験がなければ描けないんだろうな。」と感心するばかりです。

『罪の声』自体はフィクションですが「グリコ・森永事件」を自らが綿密に取材し、圧倒的なリアリティで描かれています

例えば…

実際の事件本作
事件名グリコ・森永事件(グリ森事件)ギンガ・萬堂事件(ギン萬事件)
犯人グループ名かい人21面相くらま天狗
脅迫されたメーカーグリコ・丸大食品・森永製菓・ハウス食品・不二家・駿河屋ギンガ・又一食品・萬堂製菓・ホープ食品・鳩屋・摂津屋

こんな感じで、少し名前を変えているものの、事件の経緯や背景は実話に基づき描かれています。
※グリコ・森永事件についてはコチラ

原作を読んでおくと、より映画にスッと入り込みやすいと思うのでオススメです。(漫画もありますよ。)

主題歌について

本作の主題歌を担当したのは、これまで、ドラマ「コウノドリ」や「中学聖日記」、「テセウスの船」など数々のドラマ、CMの主題歌を担当してきた今大注目のシンガーソングライターUru(ウル)さん。

曲名は『振り子』で、映画「罪の声」を何度も鑑賞して作詞・作曲を本人が手掛け、本作のために書き下ろしたそうです。

この”振り子”というキーワードは、原作の冒頭で曽根(星野源)の生き方を表現するときにも出てきています。(~中略~時代の荒波に揉まれることなく、振り子のリズムで生きてきた。)

ずっと泣くのを我慢してたのに、最後にこの主題歌を聞いて涙腺崩壊する人も少なくないでしょう。

【Official】Uru 『振り子』 映画『罪の声』主題歌

さいごに

小栗旬や星野源のファンのみならず、
本格ミステリーの大作だと感じました。

世界観に引き込まれ、あっという間の2時間半!

是非、劇場で。

映画『罪の声』予告【10月30日(金)公開】

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