今回は、AGT(アメリカズ・ゴット・タレント:America’s Got Talent、略してAGT)というアメリカの大人気オーディション番組からご紹介。
歌、ダンス、マジック、コメディと、ジャンルを問わず様々なタレントが集結し、
それぞれがショーを披露する。
審査は辛口の大物審査員4名により行われ、忖度なしの酷評も見どころのひとつである。
そんなオーディションに参加したのは、
小児精神科の看護師として働くマイケル・ケテラー(Michael Ketterer) 40歳。
もともとは医療部隊に従事していたようですが、その時に自身の長女が心の病を患い、
それに向き合っていく中で助けを必要としている子どもたちがいることに気付かされ、
小児精神科の看護師になったという。
そして今はなんと6人の子供がいる。
しかもこの6人の子供のうち、5人は養子とのこと。
養子に迎えた子供たちは、ホームレスの子や、脳性麻痺を患う子など…。養護施設にいた子供たちだそうな。
彼は、自らの信念とオーディションに参加した理由についてこう語っています。
「人生は長いので、人は必ずしも夢を見続けることができません。
そして、何とか生き抜こうとしている時、夢を見ることなんてできない。
うちの子たちのように、養護施設で育つ子や養子として育った子は特にそうだ。
そういう子たちに一番望ましいことは、自由に夢を見ることのできる家庭環境と安らぎを提供することです。
私がこの番組に出場したのは、父親である私が子どもたちの前で夢を叶えることで、
彼らに不可能なことは何もないことを示したかったからです」
なんとも…頭が下がる。
親父も含め、自分が失敗する姿を子供に見せることが嫌で、こういった”本気の挑戦”を子供に見せられる親はなかなかいないのではないだろうか。
そんな彼の子供たちは、舞台の袖でそっと父の背中を見つめています。
それでは、オーディションの様子をご覧ください。
もはや言葉はいりません。親父は見るたび涙で前が見えなくなります。
結果、ゴールデンブザー(※)を獲得し、見事に準々決勝まで飛び級進出が決定。
その後、決勝まで進出します。
※ゴールデンブザーとは、審査員とMCが1シーズンで1度だけ押すことができるもので、これを獲得した者は、その後の予選を全部ぶっ飛ばしていきなり準々決勝まで進出することができる。
審査員のサイモンが自身も人の親である故に、より「本物」と感じたのでしょう。
そして、このカッコイイと父ちゃんが歌った曲、To Love Somebody /ビー・ジーズ (Bee Gees) という
ラブソングなわけですが、「君は何も知らない。(この)愛というものを知らない。」というような歌詞が、
愛や安らぎ、夢を見ることを知らない子供たちに向けて歌っているようにも見えて、涙腺は完全に崩壊です。
その後、マイケルは小児精神科の看護師を続けながら、音楽活動もしているようです。
一部映像も公開されているので、見てみて下さい。
また、インディーズではありますがCDも発売しているようなので、本記事の下にリンクを掲載しておきます。
そんな子供に誇られるような父を目指し、今日もブログを更新する親父でした。
コメント
めっちゃくちゃ感動しました!😭
ありがとうございます!!
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