出張シリーズ

出張でインドに行った話【Part.4】

出張シリーズ

出発の朝、

いつものように目が覚めた午前6時。

目覚まし時計の設定より30分も早い。

部屋に鳴り響く妻と子供(長男)のいびき。

これが私の目覚ましである。時計は、万が一いびきが小さかった場合の保険だ。

そんないつもと変わらない朝だが、この日は少し幸せを感じた。

そして一人寂しく身支度を済ませ終え、別れ際がしんみりしないよう、

まだ寝ている妻と子供の寝顔に浸りながら、妻に向かって

「じゃ、行ってくるね。子供たち、お願いします。」

と囁いた。

ぼんやり目を開けたように見えた妻だが、バタバタさせてはいけないと思い、

そのまま家を出た。一旦会社に向かう。

寂しさと、初の海外、初のインドというワクワク感が入り混じり、複雑な心境だ。

その道中、携帯が鳴る。妻からだ。

何だろう、起こしちゃったな。忘れ物はないはずだ。

「はいはい~、ごめん起こしちゃったかな。」

「ねえ、〇〇(子供)たちがパパ行くときに挨拶したい言ってたのに何なん?(ガチギレ」

「え、(あ、そうだった…)あ、ごめん。完全に忘れてた。」

やらかした。

とまあそんな感じで、

結局のところ、緊張していたのか、海外出張ワイかっけー、と自分に酔っていたのか、

家族へまともに挨拶をしないまま家を出たところでPart,4に入ります。

地元の駅から新幹線で東京駅へ向かいます。

今回、一緒にインドへ行くメンバーがあと2人いるんですが、

それぞれ会社での役割や業務がバラバラだった為、

前乗りのホテルまでは完全別行動となりました。

と、いうわけで特段の役職もない私は、当日特に用事もなく、

雑務を終えると暇を持て余すので、適当な時間に会社を出て駅に向かいました。

そして新幹線に揺られること約1時間ちょっと。

東京駅に到着。

実は東京駅も初めてだった私。

東京に来るときはいつも上野駅まででした。

初めての東京駅なので周辺をかる~く散策しながら、ビールを1杯。

しばらく日本のお酒も飲めなくなるな~とカッコつけてね。

たかが1ヶ月なのに、まるで数年間日本に来られない人かのような雰囲気を醸し出してました。

相変わらず東京は騒がしい、だがそれがいい。と来るたび思います。

(住むには落ち着かないのかな)

適当に散策を終え、成田空港駅行の成田エクスプレスに初乗車。

ここでちょっとしたハプニングが発生する。

自分の乗車券に書かれたシートNo,に向かい、

だいたいあの辺だなと近づくと、少し痩せたバタービーンのような外国人男性が座っている。

私は、乗車券でシート番号を繰り返し確認したが、

私の席にバタービーン系外国人がいることに間違いなかった。

隣にはその友達と思われる外国人がいる。そっちは控えめなエミネムといったところか。

なにやら楽しそうにしゃべっている。ヤンチャそうにも見える。

よく英語の教材に出てきたようなシーンや…本当に起こるんやな…と感心した。

ただ、教材に出ていたことは覚えていても、肝心なその突破方法は覚えていない。

意外と周りが空いている状況だったこともあり、正直このまま知らないふりをして私も

違う席に座ろうかと考えたが、それは”負け”を意味するのではないか。

これからインドに行こうとしている人間が、自分のホーム(日本)で、おそらく親日(だって日本に来るぐらいだし)の

外国人に対し、席の交換をお願いすることさえできないのか。と考えた。

意を決する。

「えくすきゅーずみー?」

「Yes?」

当たり前だがめっちゃネイティブだ。

「あー、プリーズチェックシートナンバー?」

何か言い返されたら詰む。

「Oh.Yes. …(バタービーンが自分の乗車券と荷物置きに書かれたシートNo,を照合中)…」

「おぅぢうあえg、Sorry!」

(2人組が席を空けて通路を挟んだ反対側に移動する)

これが私の英語力。

一言二言ですが話せばイイ人そうでした。

そんな感じでインドにの前にまさかの難関がありましたが、なんなく?乗り越え、経験値を獲得。

成田空港駅からは無料のホテルバスで移動。

成田空港駅から程近い「成田ビューホテル」に到着。

綺麗なホテルでした。

家族にTV電話し、売店で購入したお酒を片手にPCで上司にメールを入れて就寝。

いよいよ明日はフライトである。

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